日常のカケラ

場面緘黙とASD不登校次男やおっとりマイペースの長男の記録

IQから思うこと

 

正直な話。

 

次男が思ったよりも出来ないことが多い。

理解できているようで理解できてないことも多い。

 

 

場面緘黙ゆえにちゃんとしたIQが計れていないのか?とも思ったんだけど、ポンコツだと思ってずっと心配していた長男が思ったよりIQ高く出たことを考えるとIQ85はあながち正解なのでは?と思い始めている。

 

長男のIQは109なんだけど、処理速度が120くらいあって知的統合が次に良い。長男が好きなゲームも基本処理速度を生かすゲームだし、なんなら大会に出られるくらいに強いらしい。そして、テストの解く速度も断トツで早いし、文章読む速度もえらく早い。おそらく目から入れる情報が人より早い。

 

長男のことをポンコツだと思ってたけど、IQにちゃんと出てるの本当だったなと今更ながら感心しているのだが、逆に次男のIQを信じるのであれば、IQが30も違う長男と同じことをさせるのは酷だろうと感じてしまうのである。

 

ちなみに長男と次男は共にWISCを受けていて、私もWAISを受けている。

私のIQ108で言語と知覚共に118で処理速度が74という歪さあるADHDである。

 

自分がADHDと診断されたから発達障害のコミュニティで色んな人の検査結果を見せて貰って参考にしてきたのだが、その人の得意不得意は思ったよりも綺麗にIQに出ていると感じているので、私のIQも参考にしてみてね。

 

私自身は処理速度が74という酷い数字を出したけど、自分には全くその自覚が無かった。ただ、最近は処理速度の低さを凄く理解できるようになってきた。目から情報を得るのが弱い。おそらく動体視力みたいな言われ方しているモノだ。そして、思ったよりも手先が不器用なのだ。そして、そのスキルと言われるまで習得するのが人より遅い。

そこの不得意な部分を人並み以上にある知識欲や探求心だけで克服してきたように思う。その探求心を支えてたのはIQの中の言語と知覚だろうと推測している。

 

 

さて、それを次男に置き換えて考えると全体的に低いのである。

探求心を支える能力がない。探求したくても人並みに出来ない。

やりたくても周りの家族と同じように出来ない。

 

 

私に見えてる世界が次男には見えることのない未知の世界なのだろう。

 

 

それは怖いだろう。

 

 

それを知ってもらおうとサポートしてきたけど、一向に理解できないことも多いし、それを忘れてしまって振り出しに戻ることがとても多い。

 

 

そして、ASDの特性があるゆえに、キャパが狭いし、不安障害の一部である場面緘黙もあるから謎の不安に苛まれることも多い様子。

 

 

私が大丈夫と思っていることも本当は大丈夫じゃないのかもしれない。

高校生活は予想以上に次男にとってハードルが高い。

 

 

今まで私が促してきて言葉巧みに乗せられてきたことだから、本人が自分で考えて自分で決めていって欲しいと思っているけれども、小さい頃からの様子を見ていると”自分で考えて決める”という能力自体が弱いのかもしれない。

 

小さい頃はずっと長男の後ろをくっついて歩いて真似っこしていた。

長男が中学生になって離れてしまってから頼れる相手がいなくて困っていただろう。

 

 

IQ的にもASD的にも学校という生活が苦痛になり不登校になった。

 

 

不登校になってからは私に対して依存的になっていた。

 

 

それでも、私が考えて選択肢を少なくして自分で選んでいくという方法をとってきたが、本人は自分自身を過大評価していて全く見合ってないことがほとんどであった。

 

「高校に週5日通える」と言い張っていたけど、実際に週2回中学校に登校させてみたらすぐに折れた。それと共に作文のために自分を知るという作業をやり始めたら「考える」ことに疲れた様子で投げ出した。

 

 

”自分で考えて”決める」のうち”自分で考えて”の部分を誰かに任せたいのだろう。

 

 

”自分で考える”がしんどいのかもしれないと思うと、”自分で考える”を出来るようにさせようはもうこの先やめて、親である私たちが次男がゆるく長く居られること出来ることを探し出して提供すれば、特に問題なく続けていけるのでは?と思い始めている。

 

 

 

 

正直、高校なんて二の次である。どうでもよい。

 

 

次男のQOL(Quality of Life)を維持したままの未来を考えていかなくてはいけない。

 

 

それが進学でもなければ、就職でなくても良い。

 

 

本人らしく生きていける方法を、福祉サービスを利用してたくさんの依存先を作って自立していって欲しい。

 

私の子育ての最終目標はそれである。

 

 

境界知能にギリギリ入っていないけど、境界知能(知的ボーダー)の子のサポート方法を参考にこれからのことを考えていきたいのだけど、検索すると有名な某先生ばかりが引っかかってしまう。あの先生のことは良くない話を聞いているので参考にしたくないのよねぇ…。困ったものだ。