日常のカケラ

場面緘黙とASD不登校次男やおっとりマイペースの長男の記録

相談員に親としてどう対応すればいいのか聞いてきた

次男の対応をどうしたらいいのか。

 

誰に聞いてもしっくりくる回答はない。

 

そりゃそうだ。

 

 

私の性格と、次男の性格を把握できてないだろうし、そもそもそういうことを生業にしてる人にしか分からんだろう。ということで、次男が家族以外に興味を持っている教育相談の相談員に聞きことにした。

 

元々は次男が面談する予定の時間に起きてこなかったので、その時間を頂いて相談しただけなんだけどね。

 

 

私の想いは一回横に置いといて、まずは次男にとって何が良いのかということをベースに聞いてみる。

 

「これから私はどんな風に対応していけば良いんでしょう?」

 

「次男くんは、イメージが持ちにくいタイプで、起こった出来事の繋がりが理解しにくい、それでいて感じた感情も流れて行ってしまうから思い出せないことも多いので、今まで通り次男くんの「面倒くさい」をお母さんが掘り下げて行くスタイルでいいと思います。できれば、快の気持ち「楽しい」「面白い」みたいな気持ちの方を先に掘り下げていって欲しいですね。それが具体的に細かくわかるようになってきたら、不快の方も見えやすくなると思うんです。」

 

と、すごーく分かりやすく説明してもらって、私のやることは理解できたけど、それと共に絶望もしたし、納得もした。

 

要は今までと変わらず、次男の感情の掘り下げに付き合うってこと。

この作業は私の時間をすごく使う作業で、そして脳みそもフル回転しなきゃいけない。

 

 

それが凄く疲れるので、自分でやって欲しかった訳なんだけど、そういう訳にはいかないらしい。

 

「やっぱりそうですよねぇ…。自分で気づいて考えるというのはIQ的に厳しいですか?自分で考えてもらえると私は楽なんですけど」

 

「次男くんはこちらが分かりやすく説明すると、そこから忘れてた記憶を思い出したり、何か閃いたり、点と点だったものが繋がる理解力はちゃんとあるので、まずは「こういうこと?」「こういう感情であってる?」みたいな促しをしてあげることによって「それはちょっと違う」「もしかしたらそれかもしれない」という本人の気づきの手伝いになるので、これを20歳くらいまでしてあげるとそれ以降は本人が自分でできるかもしれません。」

 

 

お…。おう…。20歳…。

 

 

「なるほど。じゃあ、今までのままやって行けばいいってことですね。正直な話、小5から4年?5年?ずっとこれをやってきて凄い疲れたと思っていて、手を放したかったんです。お母さんを早く卒業したいと思っていたんです。でも、しょうがないですね。とりあえず、18歳までは変わらずに頑張ってみます。」

 

 

と、自分の本当の気持ちを話したら、先生ははっとした顔をして

 

 

「確かにそうですね!お母さんよく頑張ってます!大変ですよね!!でも、次男くんのためにも変わらずに対応して貰えると次男くんも安心してゆっくり成長していけると思うんです。他の子よりは成長がゆっくりかもしれませんが、20歳、24歳くらいで自立できるイメージを持ってもらえると分かりやすいです!」

 

私の頑張りをねぎらってくれつつ、次男のことを考えた意見を貰えました。

 

 

私自身が薄々そうじゃないかと思っていたけど、それでも誰かにこの重荷を半分渡したいと思っていたので

 

「正直、私が全部それをやるのは荷が重いです。なので、先生に半分担って欲しいです。」

 

「それはもちろん!ただ、次男くんが来てくれないと始まらないので…」

 

「それは理解しています。次は言葉巧みに連れてきます!!」

 

みたいな感じで1時間半話した。

 

 

私の漠然としてた不安や薄々気づいてたことを全部拾い上げてくれる形にはなったのと、私ががっかりするコトは分かってても次男にとっては一番大事な対応をちゃんと説明してくれたので、やっぱりこの先生いい先生だなぁと満足した面談となった。