日常のカケラ

場面緘黙とASD不登校次男やおっとりマイペースの長男の記録

受験生長男の中間テスト結果


この記事は、2020年10月2日にnoteで書いたモノです。

 

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 「勉強したくない」「頑張りたくない」と及び腰で通信制高校に行くことを決めていた長男。そんな長男が1学期最後の三者面談を機に、普通に受験する。受験するために勉強するという方針へと変更した。

 一気にハイペースな勉強をさせたら絶対に嫌になると分かっていたので、目標を近い所に設定し、短い夏休みは、2学期入ってすぐの小テストを目標にした。そして、それなりに良い成果を出したことによって、次の目標である”中間テストまで勉強する”ということにやる気を出していた。

 低きに流れる男。それが長男。

 気を緩めて遊んでいた。テスト前日に社会を酷い覚え方をしていたので、助言をする。それ以外に、やっておくようにと伝えていた「漢字」「英単語」を覚えるというのもやっていなかった。急遽、前日に「全部詰め込め!」と、一夜漬けをさせて、やっつけ本番の中間テストとなった。

 それでも、基礎ができていない英語以外はあともう少しで平均点というところまで来ていた。一番得意の数学に関しては平均点+12点くらい取れている。ちなみに数学はケアレスミスで10点落としていたから、ケアレスミスを減らせばもう少しとれると本人は言う。ただ、ADHDの血を受け継いでいるので無理だと確信しているけど、あえてそれは言わない。

 一番最初に返却された英語で、長男は自信を叩き潰された。それ以降返却されるテストを見て「勉強もうちょっとちゃんとすれば行けるかも!?」と思いはじめた様子。

 そんな長男のやる気を後押ししているのは塾。塾では長男の希望もあって毎月、入試対策講座を申し込んでいる。通常の授業+入試対策講座をしていて、この成績なのだ。本人がどれだけ手抜きをしているのかが見て取れる。時々「そろそろ費用に合った効果が欲しい所なんだけど!?」と圧をかけている。

 そして何よりも、自宅学習の時間を持つことがいいのはわかってる。わかってるけど、気が多い長男には難しい。誘惑に取り囲まれすぎてて全く手に付かない。ということで、塾に今週から毎日自習に行くことになった。ただ、今まで自習に行けなかったのは、長男が「自分で勉強するってどうやるの?」という根本的なところの問題を抱えているのは薄々感じていた。

 親の私から、やり方を説明しても、全然話を聞いてくれない。ホント、口が酸っぱくなるくらいにたくさん勉強の仕方を説明してきたのに、今回も「自習…(どうやるの…)」という顔を思いっきりしていた。

「長男が自習の仕方を知りたいのであれば教えるけど?」

と、何十回目かの提案をしてみた。

「え!?なんで?知ってるならもっと早く教えてよ!?」

 案の定初耳みたいな態度をする。

「おいおいおいおいおいおい。もう小6くらいからずっと説明してたよね?覚えてないの!?」

「全然覚えてない!教えて!マジで!ナウ!セイ!」

 とりあえず、どこまで話が入るのかは謎だけど、私のやり方を伝授する。長男にとってわかりやすく、やりやすそうなシンプルな方法のみだけ。それプラス、内申を上げるためにも提出物を提出し忘れないようにと、2人でルールを決めることにした。

 中3。2学期。中間テストが終わった。残りの期末テストを残すのみ。これで内申が決まる。長男の受験間に合うのかな。と思いつつも、私の目標は「学ぶの楽しい!!」というところがゴールだから、受験に間に合わなくてもいい。

 長男は普通の子よりも、精神の育ちが2年くらい遅い。それは小さい頃からずっと思っている。小学校に入ってもひらがなが書けなくて泣いてた子。三角と四角の区別がつかなくていつもぽ~っとして過ごしてた子だったんだもん。中学に入っても、学校生活を送るだけで精一杯だからと言って部活も入らなかった。

 とにかくずっとずっと周りの速度についていくのに精いっぱいだった。受験をすることすら本当はまだ早いと感じている。それでも、中3は受験しなきゃいけないから、親の私からすると気持ちが記念受験よね。

 長男があの時頑張ってよかった。と思えるようにサポートするのが私の務めだと思っている。

 落ちたら落ちたで通信制行くって言ってるからそれでいいのよ。