この記事は2020年7月3日にnoteで書いたモノです。
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この記事は下書きで眠っていた記事です
うちの長男はすでに通信制高校に行くことを決めている。
高校を卒業した後は、嬉しいことに夫や私が携わっている介護・福祉の世界に入りたいと言っている。しかし、収入が少ない福祉の世界に来てほしくない。
介護職の初任給は夜勤ありきでも手取り20万を余裕で切る。年収300万以下なんてザラだ。
私も相談支援を正職員でやっている間で年収が300万超えたことはない。
介護や福祉の世界なんて本当にそんなもんだ。生活保護を受給している方に「お金がなくて苦しい」と言われても、私たちも同じぐらいの収入で生きているし、なんだったら生活保護の人の方が病院を自由に行ける時点で羨ましいとさえ思ってしまうほどだった。
第二次救急の病院で看護師をしていた妹も「生活保護の人は保険の範囲内の医療を自由に受けているけれど、年金生活の人や収入が低い人は『お金がないから治療やめます』っと言って治療を諦めていく姿にモヤモヤしちゃう。」って話していた。
これを考え始めると、福祉の世界に嫌気がさしてしまう。だからこそ私はこのジレンマを考えないようにしていたし、他の職員も考えないようにしていた。もし、これで生活保護の人を差別する支援職が居たらソイツは差別主義だしプロ失格だからやめた方がいい。
私は、生活保護の人がずるいって話をしているんではなくて、福祉職の給料がとても低い問題を話しているだけだからそこは勘違いしないで欲しい。
話を戻して、介護・福祉の収入では生活ができないと辞めていく人も多く、特に男性率が少ない。実際、夫の同僚はみんな低収入を理由に退職していった。
夫は天職だ!と介護職をしているので「収入のいい業種に転職して欲しい」なんて言えなかった。だから、私が働きに出ることになったのだ。
そんな事情で長男に介護・福祉の世界に来てほしくない。と思いつつ、「おじいちゃんおばあちゃん大好きだから何か役に立ちたい!」という長男の思いをどうにか汲みたい。介護・福祉ではく、それに近い職業で考えた。
注射嫌いだし、血が苦手だし、痛い思いをしてる人も見られないから看護師は無理と速攻却下された。
理学療法士、作業療法士、言語療法士の3つになったので、高校卒業後は専門学校か大学に通うことになりそうだ。
突然、「プログラミングする!」とか、「専門学校行かずに就職するわ!」とか「日本一周してくるわ!」とか「お笑い芸人になるわ!」とか言い出すかもしれないから、予定は未定ってことにしとくけど、いつでも対応できるように準備はしておきたい。