日常のカケラ

場面緘黙とASD不登校次男やおっとりマイペースの長男の記録

コロナ禍での中学3年生の進路

 

noteで書いていた記事をアップします。

恐らく2020年4月頃の話だと思われます。

 

 

 

 中学3年生の長男が持ち帰ってきた中学校の年間行事予定表を見て衝撃を受けた。

 夏休みも冬休みも短縮されていた。修学旅行・合唱コンクールが2月と3月に入っていたのだ。受験真っただ中である。

 コロナ禍でしょうがないと言えばしょうがない。

 高校の見学や体験もしたいところだけれども、どこの高校も今年の日程をネットにアップしていないし、あっても体験できないかもしれない。

 今年度受験生の親はヤキモキしているだろう。

 94%の人が全日制高校に進学していく今の時代で、次男は通信制高校に進学予定なので我が家はコロナの影響はほとんどないと言ってもいいくらいだ。

高校に通いたくない

 のんびりおっとりしている長男は、学校の空間や気の合わない同級生と半日近く過ごすことにとにかくストレスを感じている。

 「学校行きたくない」「高校も通いたくない」「体育苦痛だし、美術も苦痛」「修学旅行も苦痛」「部活も苦痛」と、とにかく苦痛だらけの学校に通う意義を見失っているのだ。

 それでも、勉強は大好きなので塾は楽しく行っている。

 通信制高校進学予定なのに塾に通っているのは、本人が「学校の授業だけじゃわからない。塾で説明してもらってやっとわかる。」と話してるからだ。

 毎日行ってる学校の授業ではわからないことを、週1日の塾で補ってるのだ。その事実を考えると、長男の時間をかなり無駄に使っているような気がしてならなかった。

 コロナ禍で、自粛生活3カ月以上していた長男は、気の合う友達をTwitter上で見つけ、一緒にゲームしたり、Skypeを利用してポケカ対戦したりして、とても楽しそうに過ごしていた。

 そして、学校からの課題も自分で表を作って1日どのくらいすればいいのかを見える化して、自分自身でテーブル周りを居心地良い空間にし、1人で黙々と勉強していたのだ。

 この姿を見ると、余計に学校通う意味を感じられなくなっていったのだ。

親としてできること

 もうこの年齢になると見守ることがほとんどだ。

 でも、数か月後の長男が何か思い立って「専科のある高校にいく!」「通いやすい近所の高校に行く!」など言い出すかもしれない。

 その可能性を捨てることもできないので、今日塾の夏期講習の申し込みをしてきたのだ。

 通信制高校に進学予定なのに、相当な金額をつぎ込むなんてアホな親だな。って思いつつも、長男にはたくさんの選択肢を用意しておきたいのだ。

 それに長男自身が「夏期講習がんばりたい!」っていうんだもん。やりたいことさせてあげたい。親バカよね。

 ちなみに、ほぼオール2の子なので行ける高校も限られていることを付け加えておきたい。

 努力が内申に反映されない残念な子なのよ(笑)

 できるようになるまでに人より3倍かかるし、できたとしてもテストはケアレスミスオンパレードで点数落とすし、課題をやっていても提出し忘ればかりでADHDあるある過ぎて悲しい限り。

 そこを改善しようと声かけて一緒に準備しようとしても、ほとんど親の話なんて聞いてくれない。

 更に、教師や同級生の雰囲気に馴染めず、何度も「小学生に戻りたい」「みんなと同じようになんてできない」って自尊心削られていじけてた。

 中学の3年間だけでは全然時間が足りなかった。

 まだ中学3年生始まったばかりだけど、もう背伸びさせて無理させたくない。

 本人のぺースで前に進んでくれればいいと私は思ってる。